代謝疾患医科学分野の白川純教授らは、横浜市立大学との共同研究で、早期からの適切な薬剤併用療法が、2型糖尿病におけるインスリンを産生する膵β細胞の進行性の減少を食い止める治療法になる可能性を示しました。
2型糖尿病治療薬であるイメグリミンとメトホルミンは、血糖低下効果に加えて膵β細胞にも作用する可能性が知られています。本研究では、これら2つの薬剤を早期から併用することで、進行性の膵β細胞傷害を抑制できることが示されました。本研究の成果は、今後、糖尿病患者さんの膵β細胞を保護する治療法開発へ応用されることが期待されます。
本研究の成果は6月14日(水)(米国)にEndocrinology誌(米国内分泌学会誌)において公開されました。
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