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群馬大学 生体調節研究所

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【プレスリリース】糖尿病でインスリンが出にくくなる新たな原因を解明

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代謝疾患医科学分野の井上亮太助教、白川純教授らの研究グループは、横浜市立大学、アルバータ大学(カナダ)、理化学研究所、ジョスリン糖尿病センター(米国)等との共同研究で、糖尿病でインスリンが出にくくなる新たな原因を解明しました。 今回我々は、糖尿病ドナー由来の膵島で増えているUncoupling protein 2 (UCP2) がアルドラーゼBという酵素を増やし、ミトコンドリア機能障害および小胞体からのカルシウム流入異常を介して、膵β細胞からのインスリン分泌を低下させる新たな糖尿病の原因を明らかにしました。本研究では、ヒト膵島においてもUCP2の増加によりインスリン分泌が減ることを確認しました。今回の結果によりUCP2の脱共役とは独立した新たな機能が示され、UCP2もしくはアルドラーゼBを標的としたインスリン分泌を回復させる糖尿病治療への展開が期待されます。本研究の成果は7月15日(金)(日本時間0時)に米国科学誌iScience(Cell Press:米国)において公開されました。学術的に卓越した研究内容で、大きな社会貢献が期待されることから,お知らせいたします。

雑誌名:iScience誌(Cell Press:米国)(7月15日)
タイトル:”Uncoupling protein 2 and aldolase B impact insulin release by modulating mitochondrial function and Ca2+ release from the ER”

研究内容の詳細はこちらをご覧になってください

プレスリリース資料はこちら → 【代謝疾患医科学分野202206】 プレスリリース_最終 -2

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