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群馬大学 生体調節研究所

アクセス

高脂肪食を食べるとなぜ食のリズムが乱れるのか、そのメカニズムを解明した。

佐々木 努(生調研)、沼野利佳(豊橋技科大)、橋本博美(生調研)、松居翔(生調研)、木村尚文(豊橋技科大)、竹内英之(横浜市立大)、北村 忠弘(生調研)

概要

脂肪が多く含む食事(高脂肪食)を食べると、「カロリーの過剰摂取」と「食べるタイミング(食のリズム)の乱れ」の両者により、太ります。高脂肪食中に含まれる飽和脂肪酸は、食行動の制御中枢(脳視床下部)に炎症を引き起こします。脳内の炎症を担うミクログリア細胞は活性化すると、炎症性サイトカインの放出と、外れた細胞間のギャップ結合からの低分子の放出の2経路を介して、炎症を波及させます。我々は、摂食・肥満の研究領域では未検討だった炎症におけるギャップ結合経路の意義を検討しました。その結果、飽和脂肪酸が多い高脂肪食を食べると、「マウスの食のリズムがすぐに乱れ、過食と肥満が引き起こされる」こと、および、「ギャップ結合経路を阻害しておくと、摂食リズムの乱れと肥満を予防できる」ことがわかりました。つまり、食欲の日内リズムが、高脂肪食の摂取により乱されるメカニズムの一端を解明しました。

 

原著情報

A central-acting connexin inhibitor, INI-0602, prevents high-fat diet-induced feeding pattern disturbances and obesity in mice. Sasaki T, Numano R, Yokota-Hashimoto H, Matsui S, Kimura N, Takeuchi H, KitamuraT. Mol Brain 11:28, 2018

オンラインURL

https://molecularbrain.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13041-018-0372-9

研究室URL

http://taisha.imcr.gunma-u.ac.jp/index.html

 

  • 2018/05/24

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