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群馬大学 生体調節研究所

アクセス

組織・臓器の発生プロセスのエラー回避機構を発見 ~先天性疾患、がんの発症機構理解に新たな視点~

龝枝 佑紀(所属1,2)、小神野 翔平(所属1)、古家 博信(所属3,4)、石谷 閑(所属1)、秋吉 竜太郎(所属5)、野上 順平(所属6)、増田 隆昌(所属3)、清水 誠之(所属3)、大川 恭行(所属6)、石谷 太(所属1,2,3)  (1)群馬大学・生体調節研究所・個体統御システム分野  (2)大阪大学・微生物病研究所・生体統御分野  (3)九州大学・生体防御医学研究所・細胞統御システム分野  (4)九州大学・医学系学府  (5)オリンパス株式会社・技術開発部門・医療開発企画本部  (6)九州大学・生体防御医学研究所・トランスクリプトミクス分野   

概要

本研究所の個体統御システム分野の石谷太教授、龝枝佑紀研究員、小神野翔平大学院生らの研究グループは、九州大学生体防御医学研究所の大川恭行教授らとオリンパス株式会社との共同研究により、動物組織の健康性が、不良細胞を排除する「モルフォゲン勾配ノイズキャンセリング」というシステムにより支えられていることを突き止めました。このシステムは、動物胚の発生過程で突然生じた不良細胞を、モルフォゲン勾配というセンサーを使って感知し、細胞死によって取り除く=ノイズをキャンセルすることで、胚組織を構成する細胞の質や機能を適切に維持します。その結果、正常に機能し病気になりにくい健康な組織・臓器を作り上げることを支えています。今後、本研究の進展により、先天性疾患やがんなどの発症機構の解明が期待できます。

 

原著情報

Cell competition corrects noisy Wnt morphogen gradients to achieve robust patterning in the zebrafish embryo, Yuki Akieda, Shohei Ogamino, Hironobu Furuie, Shizuka Ishitani, Ryutaro Akiyoshi, Jumpei Nogami, Takamasa Masuda, Nobuyuki Shimizu, Yasuyuki Ohkawa & Tohru Ishitani, Nature Communications, 2019, 10(1):4710. doi: 10.1038/s41467-019-12609-4

オンラインURL

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31624259

研究室URL

https://signal-system.imcr.gunma-u.ac.jp/

 

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