群馬大学生体調節研究所（群馬県前橋市）の畑田出穂教授、早稲田大学人間科学学術院の山田 晴也招聘研究員、榊原 伸一教授、明治薬科大学薬学部の中舘 和彦教授らの研究グループは、肝臓の脂質代謝の調節において、Nwd1 遺伝子が Ca²⁺恒常性を維持し、Nwd1 の欠失が肝臓内の脂肪の過剰蓄積や線維化、炎症性細胞死など実際の代謝異常関連脂肪肝炎（MASH）※１患者と同様の表現系を発症することを明らかにしました。
本研究成果によりMASLD/MASH の病因解明に寄与するだけでなく、治療薬の開発や、創薬スクリーニング手法の構築により、新たな予防・治療アプローチが可能となることが期待されます。
※１MASH（代謝機能障害関連脂肪肝炎）（旧:非アルコール性脂肪肝炎(NASH)）

・雑誌名：Communications Biology
・公開日：2025年3月11日（オンライン）
・タイトル：Induction of MASH-like pathogenesis in the Nwd1−/− mouse liver

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