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群馬大学 生体調節研究所

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【プレスリリース】喘息・肥満共通のリスク遺伝子の新奇機能を解明 ~Munc13-4が喘息および肥満の重症化を防ぐ~

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最近の日本で著増している喘息と肥満の、両疾患に共通するリスク遺伝子の存在が最近報告されましたが、それらの多くの機能は、未だ不明なままです。今回私たちは、マウス疾患モデルを用いて、そのようなリスク遺伝子の一つMunc13-4の機能を、初めて明らかにしました。すなわち、Munc13-4は、免疫応答を制御する蛋白質インターロイキン(interleukin; IL)-10とIL-12の分泌を正に制御することで、喘息様気道炎症や、肥満に伴う脂肪織の慢性炎症を抑制していることを明らかにしました。そして、後者は、肥満・糖尿病の改善という結果に結びつきました。今後、Munc13-4を標的とした、喘息・肥満を同時に制御する画期的な新規治療法が開発されることが期待されます。
本研究成果はAllergy誌(Wiley社:英国、 IF 12.4)に掲載されました。

・雑誌名:Allergy誌
・公開日:2024年3月1日
・タイトル:Munc13-4 regulates asthma and obesity in mice by controlling functions of CD11c+ antigen-presenting cells.    https://doi.org/10.1111/all.16087

研究内容の詳細はこちらをご覧になってください

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