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群馬大学 生体調節研究所

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【プレスリリース】膵島のPP細胞が膵臓がんの新たな起源となることを発見

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PPを発現する細胞(PP細胞)が膵がんの新たな起源細胞として働くことを明らかにしました。本研究では、内分泌マーカーであるPPを発現する細胞においてがん遺伝子(SV40T)を活性化するマウスを作製しました。この遺伝子組換えマウスは、例外なく3~4週令という早期から膵腺がんを発症しました。興味深いことに、膵島から前がん病変と考えられる異常な膵管構造が直接伸長する様子が観察されました。一方で、インスリンを産生する細胞(β細胞)においてSV40Tを活性化するマウスは、膵がんではなく、内分泌腫瘍であるインスリノーマを発症しました。本研究は、膵がんは主に膵外分泌細胞注を起源とするという従来の仮説に一石を投じる膵がんの新奇発症経路を提唱する成果と考えられ、今後、新たな膵がんの分類や治療法の開発につながる可能性があります。

・雑誌名:Journal of Pathology
・公開日:2024年6月4日
・タイトル:Identification of Ppy-lineage cells as a novel origin of pancreatic ductal adenocarcinoma
https://doi.org/10.1002/path.6295

研究内容の詳細はこちらをご覧になってください

プレスリリース資料はこちらをご覧になってください。

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