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群馬大学 生体調節研究所

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タイトル: 卵母細胞形成の仕組みの一端を解明 ~卵母細胞の部屋作りに欠かせないROOMタンパク質を発見~

杉浦健太1, 川崎一郎1, 小迫英尊2, 佐藤健1* (1.群馬大学・生体調節研究所・細胞構造分野, 徳島大学・先端酵素学研究所)

About

卵母細胞(卵子)の形成は、多くの動物にとって欠かせないステップのひとつです。卵母細胞は成熟する過程で、ひとつの細胞から不完全な細胞分裂を繰り返すことで、複数の細胞が成分を共有している状態(=合胞体)という状態になります。合胞体の形成や維持には、アクトミオシンとその補助的な役割を担うタンパク質が関与していることが多くの生物で知られていますが、その実体は未解明な部分が多く残されていました。今回私たちは、線虫(Caenorahbditis elegans)のROOM-1, ROOM-2タンパク質を欠損させると、卵母細胞が全くできず、子孫が残せなくなることを発見しました。詳細な観察の結果、合胞体となる過程で、細胞の部屋がうまく形成されないために卵母細胞形成が進行していないことが明らかとなりました(図)。ROOMタンパク質は細胞膜に直接刺さる構造をしていることから、ROOMタンパク質が合胞体の境目に刺さってアクトミオシンを固定し、不完全な細胞分裂を維持していることが示唆されました。

 

Paper information

Sugiura K, Kawasaki I, Kosako H, Sato K. Transmembrane ROOM proteins ensure rooms for germ cells by maintaining intercellular bridge. PNAS, 2026 123 (19) e2522264123

Online URL

https://doi.org/10.1073/pnas.2522264123

Lab HP

http://traffic.dept.med.gunma-u.ac.jp/

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