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群馬大学 生体調節研究所

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グルコースはグルコース感知受容体を活性化して素早い細胞内シグナルを産生する

Yuko Nakagawa(中川祐子、筆頭著者), Johan Medina(ヨハン・メディナ),Masahiro Nagasawa(長澤雅裕), Itaru Kojima(小島至、責任著者) 所属:群馬大学 生体調節研究所 細胞調節分野

About

これまで、グルコースはβ細胞内で代謝され、その結果生じたATPによりイオンチャネルを調節し、Ca2+やサイクリックAMPを増加させると考えられてきました。
今回、きわめて鋭敏なリアルタイム測定法を用い、グルコースが投与数秒後に細胞内Ca2+やサイクリックAMP濃度を増加させること、それらが細胞表面のグルコース感知受容体を活性化することによる代謝非依存性シグナルであることを明らかにしました。この結果は、グルコースの作用機構に関するまったく新しい考え方を示すものです。
図

Paper information

Glucose evokes rapid Ca2+ and cyclic AMP signals by activating the cell-surface glucose-sensing receptor in pancreatic β-cells.
Nakagawa Y, Medina J, Nagasawa M, Kojima I.
PLoS ONE Dec 2, 2015 DOI: 10.1371/journal.pone.0144053

Online URL

http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0144053

Lab HP

http://cell-physiology.imcr.gunma-u.ac.jp

 

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