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群馬大学 生体調節研究所

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【プレスリリース】ミトコンドリアの「エネルギーの出口」を開いてインスリン分泌を高める新規化合物 DPEU を発見

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代謝疾患医科学分野の松永耕一助教、白川純教授、泉哲郎本学名誉教授らの研究グループは、理化学研究所等との共同研究により、インスリンを作り出す膵β細胞に作用し、血糖値上昇に応じたインスリン分泌を促進する新規化合物DPEUを発見しました。
研究グループはインスリン分泌を指標とした大規模な化合物探索(ハイスループットスクリーニング)を実施し、インスリン分泌を促進する低分子化合物DPEUを見いだしました。DPEUはマウス、ラット、ヒト由来の膵β細胞で共通して作用し、ブドウ糖(血糖値)が高い状態でのみインスリン分泌を増強することが明らかになりました。
さらに詳細な解析の結果、DPEU は細胞内でエネルギー産生を担うミトコンドリアの外膜に存在するタンパク質VDAC(Voltage-Dependent Anion Channel)に結合し、その機能を高めることが明らかになりました。VDACは、ミトコンドリアで作られたATP(細胞のエネルギー源)を細胞質へ送り出す通り道として働いており、DPEUはこの仕組みを促進することで、ブドウ糖に応答したインスリン分泌を高めると考えられます。
本成果は、DPEUが低血糖を起こしにくい新しい糖尿病治療薬の開発につながる可能性を示すだけでなく、VDACを介したミトコンドリアから細胞質へのATPの流れを調節するという、新たな糖尿病治療戦略を提示するものになります。

雑誌名:Cell Chemical Biology誌(Cell Press, 米国)
公開日:2026年10月21日
タイトル:Small-molecule modulation of VDAC enhances glucose-stimulated insulin secretion by promoting ATP flux

研究内容の詳細はこちらをご覧になって下さい。

プレスリリース資料はこちらをご覧になってください

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