群馬大学・秋田大学連携グローバルCOEプログラム、生体調節シグナルの統合的研究


海外との連携

1)国際的なネットワークの構築

群馬大学の城所はUCLAにも研究室をもっている。的崎はスウェーデンのウメア大学と共同研究を通じて交流を深めている。また秋田大学の鈴木や佐々木はカナダのThe Campbell Family Institute for Breast Cancer Research(トロント大学)の所長やオーストリアのInstitute of Molecular Biotechnology of the Austrian Academy of Science(ウィーン大学)の所長とこれまでに数多くの共同研究を重ねており、相互の訪問講演、教員の長期留学等を行ってきている。これらを足がかりとして、さらに国際共同研究を強化する。成果発信の場として、当該研究期間の前半では調節系ごとの国際シンポジウムを、後半では本プログラムの目的である調節系横断的な成果を評価する国際シンポジウムを開催する。これらのシンポジウムでは海外の著名研究者を招聘し、事業推進担当者の成果発表に基づく外部評価も同時に依頼する。さらに諸外国への情報発信の一環として本プログラム用ホームページを英語で開設し、活動内容の詳細や最新の研究成果をリアルタイムで世界へ向けて発信する。

2) 若手研究者の国際化

若手研究者の国際化を促進するため、国際語である英語による発表、討論の仕方を系統的に指導する。その一環として、大学院生を対象とした「英語論文の書き方」「英語によるプレゼンテーション法」などのセミナーを開講する。またそれらを踏まえて国際学会などでの発表を推奨し、様々なサポートを行う。さらに、サマースチューデントとして海外の研究機関に短期派遣して国際化を促進する。

3) 東アジアの研究者との連携

群馬大学は、21世紀COEプログラムにおいてアジアの若手研究者を中心とした国際シンポジウムを毎年開催してきた実績を有している。この活動を継続発展させ、アジア諸国から積極的にポスドクを雇用して研究計画に参画させ、若手研究者に若手国際セミナーを企画運営させることなどを通じて、アジア若手研究者のための研究拠点の構築を目指す。またサマースチューデントの相互交換や大学院生の短〜中期留学を推進する。

このように国際的なネットワークを強化し国際的な優れた研究教育を展開する。