• /

群馬大学 生体調節研究所

アクセス アクセス
  • HOME
  • 研究成果
  • 生体膜機能分野
  • 線虫のシャペロニンCCT/TRiCは腸上皮細胞におけるチューブリンとアクチンの生合成と微絨毛の形成に働く

線虫のシャペロニンCCT/TRiCは腸上皮細胞におけるチューブリンとアクチンの生合成と微絨毛の形成に働く

三枝慶子 (群馬大学 生体調節研究所 細胞構造分野) 佐藤美由紀 (群馬大学 生体調節研究所 生体膜機能分野) 佐藤克哉 (群馬大学 生体調節研究所 細胞構造分野) 嶋田―中島―淳子 (群馬大学 医学部) 原田彰宏 (大阪大学 医学部) 佐藤健 (群馬大学 生体調節研究所 細胞構造分野)

概要

本研究では,線虫C. elegansを用いて腸管形成に関与する因子を探索し,シャペロニンCCTを同定しました.CCT 欠損線虫では腸細胞の中でアクチンが凝集し,微絨毛形成に異常が見られました(写真).また,腸細胞に加え,筋細胞等においてもアクチンの凝集体形成が観察され,運動能の低下もみられました.CCTは感覚性ニューロパチーの原因遺伝子としても同定されており,線虫をモデルとして疾患発症の分子機構解明に役立つと期待されます.

20141015

原著情報

C. elegans chaperonin CCT/TRiC is required for actin and tubulin biogenesis and microvillus formation in intestinal epithelial cells.
Saegusa K, Sato M, Sato K, Nakajima-Shimada J, Harada A*, Sato K*.
Mol Biol Cell. 15;25(20):3095-104, 2014

オンラインURL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25143409

研究室URL

http://traffic.dept.med.gunma-u.ac.jp/index.html

PAGE TOP