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群馬大学 生体調節研究所

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ヒトGLP-1産生細胞の甘味受容体が産生する多様な細胞内シグナル

大津義晃、中川祐子、長澤雅裕(群馬大学 生体調節研究所 細胞調節分野) 武田茂樹(群馬大学理工学研究院) 荒川浩一(小児科学、群馬大学医学系研究科) 小島至(群馬大学 生体調節研究所 細胞調節分野)

概要

ヒトGLP-1産生細胞にはT1R3ホモダイマーにより形成される甘味受容体が発現している。この受容体をスクラロース、アセスルファームK、グリチルリチン、サッカリンなどの甘味物質で刺激するとGLP-1分泌が促進される。これらの甘味物質は同一の細胞内シグナルを産生するのではなく、リガンドごとに異なるパターンの細胞内シグナルを産生することが明らかになった。甘味受容体は多様な細胞内シグナルを産生する多機能的な受容体である。

20140825

原著情報

Diverse signaling systems activated by the sweet taste receptor in human GLP-1-secreting cells.
Ohtsu Y, Nakagawa Y, Nagasawa M, Takeda S, Arakawa H, Kojima I.
Mol Cell Endocrinol 394: 70-79, 2014

オンラインURL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25017733

研究室URL

http://cell-physiology.imcr.gunma-u.ac.jp/

 

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