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群馬大学 生体調節研究所

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エキソフィリン5が喘息の重症化を防ぐ

奥西勝秀(所属1)*, 王昊(所属1), 鈴川真穂(所属2,3), 石崎玲(所属1), 小林絵梨(所属1), 木原美帆(所属4), 阿部高也(所属4), 宮崎純一(所属5), 堀江真史(所属6), 齋藤朗(所属6), 斎藤博久(所属7), 中江進(所属8), 泉哲郎(所属1)* (所属)1. 群馬大学生体調節研究所 遺伝生化学分野、2. 国立病院機構東京病院、3. 帝京大学呼吸器内科、4. 理化学研究所 生命機能科学研究センター、5. 大阪大学産業科学研究所、6. 東京大学医学部附属病院呼吸器内科、7. 国立成育医療研究センター、8. 東京大学医科学研究所。 *, 責任著者

概要

群馬大学 生体調節研究所 遺伝生化学分野の奥西勝秀講師、泉哲郎教授らの研究グループは、国立病院機構東京病院、理化学研究所、東京大学などとの共同研究で、喘息を重症化させる蛋白質であるIL-5やIL-13の主要な産生細胞を同定し、更に、この細胞において、エキソフィリン5と呼ばれる蛋白質が、IL-5およびIL-13の過剰な産生を抑制していること、すなわち、エキソフィリン5が、喘息の重症化を防ぐ方向に作用していることを明らかにしました。将来、この作用経路を標的とした、喘息の重症化を予防する新しい治療法の開発が期待されます。

原著情報

Exophilin-5 regulates allergic airway inflammation by controlling IL-33-mediated Th2 responses.
Okunishi K, Wang H, Suzukawa M, Ishizaki R, Kobayashi E, Kihara M, Abe T, Miyazaki JI, Horie M, Saito A, Saito H, Nakae S, Izumi T.
J Clin Invest. 2020 Apr 2:127839. doi: 10.1172/JCI127839. Online ahead of print.

オンラインURL

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32240120

研究室URL

http://molend.showa.gunma-u.ac.jp/

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