「低酸素応答が司る肝臓の代謝制御」
・講師：合田　亘人　先生
早稲田大学理工学学術院　教授
・日時：2022年10月21日（金）16:00～
・開催方法：⽣体調節研究所1階会議室およびZOOM開催
・参加登録方法：10月21日（金）正午までに所属・氏名・セミナー開始日を下記のウェブサイト(QR code)で入力し，お申込みください。ZOOM ミーティングURLをお知らせいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeRQsqjORNI24NNCft7exbd_whurJiIVJ2CGdO1SyHZ3uMi8w/viewform
・担当：生体調節研究所　代謝エピジェネティクス分野　稲垣（8880），鈴木(8838)

低酸素は、酸素の需要と供給のアンバランスによって生じるストレス環境である。このストレス環境は、がんをはじめとする様々な疾患における発症や進展において重要な役割を果たす。生体における、低酸素への適応応答の中心分子が転写因子の低酸素誘導因子(HIF)であり、これまでに様々な疾患とHIFsとの関連性が明らかになっている。本講演では、我々がこれまでにHIFα遺伝子欠損マウスを用いて蓄積してきた肝臓HIF-1の病態生理作用、特に代謝制御における役割について、さまざまな知見を交えながら紹介する。また、この解析を通して得られた結果から明らかになってきた、生体内血糖調節機構における肝臓の分泌臓器としての機能についても紹介したい。

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