群馬大学・秋田大学連携グローバルCOEプログラム、生体調節シグナルの統合的研究


人材育成

1)人材育成の具体的な達成目標

  • 連携大学ならびに国外研究施設と協力して相補的、系統的かつ専門的な基本技術・特殊技術の統合的習得を図るとともに、国際的な教育研究の場を提供する。また国際語としての英語教育を促進する。これらを通じて世界に通用する若手研究者を養成する。大学院医学系研究科博士課程学生が研究に専念できるように、研究プランや研究実績を評価した上でRA等を採用する(年間約30人)。
  • 国際的な若手のCOE主任研究員(COE特任助教授)や外国人著名研究者(サバティカルの利用を含む)を公募・採用し、業績に応じて研究費を配布する。またCOE研究員(ポスドク)を世界的に公募・採用し、業績に応じて教員へ昇進させる。
  • 若手研究者のキャリアパスとしてCOE特任教員や大学院教育研究センターの教員制度を積極的に活用する(平成21年以降)。

2)人材を育成するための具体的な教育計画

  • 博士課程の大学院生をRAに採用し経済的なサポートを行うとともに、調節シグナル研究連携解析ステーションを通じて基本的な実験技術やさらに特殊技術を指導する。優れた成果を出した者にはさらに奨励賞として研究費を与え、海外学会発表の補助を行う。またサマースチューデント制度などを利用して積極的に短期・中期の海外派遣を行うとともに学会発表、国際セミナー等を通じて英語でのプレゼンテーション技術を習得させる。
  • 著名外国人研究者(サバティカルの利用を含む)、主任COE研究員(COE特任助教授)やCOE研究員(ポスドク)を国内外より公募し採用する。主任COE研究員(COE特任助教授)には研究費をサポートして研究の推進を図るとともに大学院生やCOE研究員(ポスドク)の指導を委ねる。また目覚ましい成果を上げたCOE研究員や主任COE研究員を積極的に教員に登用する。COE研究員には国際性を養うために、大学院生等とともに若手国際シンポジウムなどを企画・運営させる。国外の研究機関との連携を進め、COE研究員の短期・中期的派遣を行う。
  • 各グループやユニット単位で技術交換会や研究成果発表会などを定期的に行うとともに、群馬大学、秋田大学合同セミナーを隔月定期開催し、研究内容や進行具合等における問題点を互いに厳しく指摘し合ってレベルアップを図り、有機的な共同研究を発展させる。また、教員互換あるいは学生交換を推し進め、単位互換や共同の学位審査制度の採用などにより、相補的かつ統合的な大学院の研究指導を行い、大学院プログラムの一体化を図る。
  • 研究設備を重点化して研究環境をグレードアップさせる。調節シグナル研究連携解析ステーションに大型機器を設置し、訪問者用の研究室を設置することによって、双方の大学の利用を可能とし、研究資源の有効活用を図る。また訪問者用の研究室には、外国からの著名研究者を招聘(サバティカルの利用を含む)し、中期的な研究支援を図るとともに、積極的に若手研究者の教育指導を委ねる。