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群馬大学 生体調節研究所

アクセス

LOX酵素による脂質膜過酸化が癌細胞のフェロトーシス(細胞死)を促す

神徳亮介(所属1, 2)、瀧川雄太(所属3)、山田圭一(所属4)、久保田知里(所属1)、好本裕平(所属2)、竹内利行(所属1)、輿石一郎(所属3)、鳥居征司(所属1) (1: 群馬大学 生体調節研究所 分泌制御分野、 2: 群馬大学 医学系研究科 脳神経外科学、 3: 群馬大学 保健学研究科、 4: 群馬大学 理工学府 分子科学部門)

概要

低分子化合物のFIN(Erastin、RSL3など)は癌細胞に対して、新規細胞死機構であるフェロトーシスを誘導します。フェロトーシスでは、鉄に依存した脂質過酸化反応の連鎖が細胞死をもたらすことが分かっています。本研究では、多価不飽和脂肪酸(PUFA)の酸化を触媒する非ヘム鉄酵素「リポキシゲナーゼ(LOX)」のフェロトーシスへの関与を調べました。その結果、調べた3種の変異Ras発現癌細胞において、ALOX15がフェロトーシス感受性の亢進に寄与していることが判明しました。またALOX15特異的な活性化薬剤を低濃度のFINと併用することで、FINの抗腫瘍効果に大幅な増進が認められました。

原著情報

Lipoxygenase-mediated generation of lipid peroxides enhances ferroptosis induced by erastin and RSL3. Ryosuke Shintoku, Yuta Takigawa, Keiichi Yamada, Chisato Kubota, Yuhei Yoshimoto, Toshiyuki Takeuchi, Ichiro Koshiishi, Seiji Torii Cancer Sci 108, 2187-2194, 2017 doi: 10.1111/cas.13380

オンラインURL

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/cas.13380/full

研究室URL

http://secret-biol.imcr.gunma-u.ac.jp/

 

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